ドラム初心者必見!8ビートの叩き方とコツとは?楽譜と動画解説

「8ビートって、どうやって叩くの?コツとかあるの?」

そんな疑問を抱いている初心者の方は、多いのではなないでしょうか。8ビートは、ドラムの基本的な叩き方ですが、ただ手順通り叩くだけでなく、叩くときのコツと聞く人を惹きつけるテクニックがあります。コツとテクニックを意識して練習することで、8ビートは格段に上達していきます!

この記事では、8ビートの叩き方から上達するためのコツを解説していきます。

8ビート(エイトビート)とは

8ビートとは、リズムを刻む時の、叩き方の1つです。邦楽、洋楽問わず幅広い楽曲で、演奏されています。

8ビートの「8」は、八分音符「♪」のことを指しています。楽譜だと下記のようになります。

 

その他にも、「16ビート」「4ビート」など、ドラムでは様々なビートの叩き方があります。今回は、その中でも最もよく叩かれる、8ビートを叩いてみましょう!

【8ビート】

8ビートの叩き方

8ビートは、右手、左手、右足それぞれの動きで、成り立ちます。8ビートといっても、様々なバリエーションがあります。今回は、先ほどの基本的な楽譜のフレーズについて、解説していきます。

「楽譜が読めない…」という方も、問題ありません。下記の画像で説明していきます!

ドラムの楽譜の読み方については、以下の記事で解説しています。

https://vibesreggae.com/gakufu.html

上記の画像では、「1234 1234」と繰り返されています。手順は以下になります。

① 1回目の「1」と2回目の「12」に右足でバスドラムを踏みます。

② ハイハットを「1234 1234」と右手で叩きます。

③ スネアドラムを「3」のタイミングで、左手を入れていきます。

【8ビート 手順】

自分のタイミングで叩くのではなく、メトロノームの音に合わせて「1・2・3・4」のカウントとともに叩いていきます。というのも、ドラムは、ギターやボーカルがいるバンドでは、リズムの基準になる楽器であり、テンポを意識して叩く必要がいります。

メトロノームに合わせて、自身の声でも「1・2・3・4…」とカウントしましょう。声も発することで、頭の中のイメージだけでなく、実際に体に対して感覚として伝わっていきます。

現在、スマートフォンなどで、「メトロノーム」と検索すると、無料アプリがあります。手元にメトロノームがない、という方はダウンロードしておきましょう。私自身も、アプリを使っていつも練習しています。

【メトロノーム】

今回は、ゆっくりめのテンポ「♩=80」で設定しています。慣れてきたところで、その都度、テンポを5ずつ上げて練習してみましょう。「テンポを上げた方が叩きやすい!」という方もいるかもしれません。

ただ、無理は禁物です!変なクセがつかないよう、自分の体と会話しながら取り組むことが大事です。つづいて、より8ビートがカッコよく叩けるコツを、お伝えします!

8ビートのコツ・テクニック

ドラムは、ただ曲のテンポをキープして叩くだけでなく、「周りの楽器が演奏しやすいように叩く」という役割もあります。例えば、「あの人のドラムの上で、ギターを弾くと、曲にノリやすいんだよな」と感じてもらえたとしたら、ドラマーとしては100点満点です!私は、少なからずそう考え、叩いています。

8ビートも、ただテンポに合わせて叩くだけでなく、周りの演奏者や聞く人を、思わず「ノラせる」叩き方があります。「ノラせる」とは、演奏を聞いて、思わず「踊りだしたくなってしまうような」叩き方です。

ハイハットの叩き方や左手のタイミングなど、コツをお伝えしていきます。それでは、見ていきましょう!

ダウン・ストロークとアップ・ストローク

スティックの叩き方にはいくつか種類があります。その中で、今回8ビートに重要な叩き方が「ダウン・ストローク」と「アップ・ストローク」です。右手でハイハットを叩くときに、主に使います。

「ダウン・ストローク」と「アップ・ストローク」を今後に使うことで、一定の音量でハイハットを叩くより、音に立体感が生まれます。また、速いテンポに対しても、対応して叩くことができます。

ダウン・ストロークははその名の通り、スティックを上から下に叩きます。叩いた後、打面から3~4cmのところでスティックを「キュッ」と握り、止めます。ただし、力いっぱい止めるのではなく、脱力して叩き、ハイハットに当たった瞬間だけ、キュッと握るのがコツです。

スティックの振り方、握り方については、以下の記事で詳しく解説しています。

https://vibesreggae.com/mochikata.html

3~4cmのところで、止めることで、次の「アップ・ストローク」にスムーズにつなげることができます。詳しくは、下記動画で見てみましょう。

【ダウン・ストローク】

アップ・ストロークは、先ほど、ダウン・ストロークで打面3~4cmで止めた位置から、スティックをハイハットに「ちょん」と当てます。当てると同時に、またダウン・ストロークが打てる位置まで、スティックを持っていきます。

イメージは、熱いものを触って、思わず「あちっ!」と手を離す感覚です。下記動画で、確認してみましょう。

【アップ・ストローク】

実際の8ビートでは、この「ダウン・ストローク」と「アップ・ストローク」を繰り返し、叩くことで、聞いている人たちが曲に「ノリやすい」印象を与えます。

楽譜で表すと下記になります。「D=ダウン・ストローク」「U=アップ・ストローク」です。

左手のタイミング

8ビートを叩くときに、「右手と左手が交差しているから、叩きづらいなぁ」と感じた人も、いたのではないでしょうか。ここにも、コツがあります。

「1234…」とカウントの中で、右手が「2」でアップ・ストロークしたタイミングと一緒に、左手も持ち上げます。そして、「3」の右手のダウン・ストロークと一緒に、左手も叩きます。

一緒のタイミングで、スティックを持ち上げ、振り下ろすことで、互いに当たることを防げます。

はじめは、ゆっくりなテンポで、タイミングを掴んでいきましょう。詳しくは、下記動画で確認してみましょう。

ハイハットに当てるスティックの箇所

最後に、右手スティックのハイハットに当てる箇所です。先端のチップの手前、「ショルダー」といわれる場所です。

ショルダーをハイハットの円の端、シンバルとシンバルが重なっている箇所に、当てます。

端に当てる理由としては、「ジャッ」というしっかりした音を出せることと、上下のシンバルが互いに当たり、「ジャーーー」っという音が鳴る「ハイハットオープン」がしやすいためです。

もちろん、しっとりな曲やボサノバの曲調などでは、スティックのチップで、ハイハットの表面を「チッチッチッ」と叩く時もあります。ただ、ロック調の曲や音量が必要な場合は、スティックのショルダーをハイハットの端に当てて、演奏します。

詳しくは、下記動画で確認してみましょう。

8ビートのおすすめの練習方法

それでは、8ビートを上達させる練習方法を紹介いたします。

実際の楽曲の中で、ドラムはずっと8ビートを叩くだけでなく、この後紹介する「フィルイン」を入れたり、「バスドラムの位置」を変えたりして演奏されることがあります。

実際に曲に合わせて、ドラムを叩くことを意識し練習することで、実践でも通用する8ビートを身に着けることができます。今回は、代表的な例をご説明します。

それでは、見ていきましょう!

フィルインを入れる

「フィルイン」とは、曲の展開が変わるタイミングや区切りの良い小節の終わりに入れる、ドラムのフレーズのことです。小節とは、楽譜において「|」と「|」で区切られている間のことです。下記画像では、「|」で区切られた間が4つあるため、4小節であることがわかります。

今回は、代表的な「右左右左・・・」交互に8つスネアドラムを叩くフィルインを、2小節の終わりと、4小節の終わりに入れています。フィルインを入れることで、より実践的になるだけでなく、テンポキープの練習になります。

8ビートと違う、フレーズである「フィルイン」が入ると、メトロノームのテンポとずれてしまったり、思わず速く叩いてしまったり、ということがあります。実際の楽曲では、様々なフィルインを入れて叩かれていることが多いです。そのため、フィルインを入れて練習することで、意識してリズムキープする練習になります。

それでは、実践した下記動画で確認してみましょう。

こちらも、はじめはゆっくりなテンポから、手順やタイミングを確認していきましょう。慣れてきたところで、徐々にテンポを上げて練習していきます。

バスドラムの位置を変える

つづいて、バスドラムを踏む位置を変えて、8ビートを叩く練習です。今回は3パターン紹介します。

右手、左手のフレーズは変わらなくとも、バスドラムの位置が変わるだけでも、雰囲気がガラッとかわります。また、バスドラムの位置を変えると、思わず体の重心がブレてしまい上手く叩けない、ということがあります。

両手両足どんなフレーズを叩いても、重心をブラさず叩けるようになるための練習として、バスドラムの位置を変えるのは、有効的です。

それでは、楽譜とともに実践動画を確認していきましょう。

【バスドラムの位置①】

【バスドラムの位置②】

【バスドラムの位置③】

バスドラムの位置が変わると、「手がつられてしまう」という方は、一度メトロームを止めてかまいません。つられてしまう箇所をスローモーションで、何度も確認しながら練習してみましょう。

慣れてきたところ、再度メトロノームを使い、テンポに合わせて叩いてみましょう!

姿勢と重心をブラさない

ドラムは、座った状態で、両手両足を使い演奏します。そのため、変に背筋が曲がっていたり、変に左右に重心がブレていたりすると、体の一定の場所に負荷がかかり、腰を痛めたり、速いテンポのフレーズを叩けなかったりします。

そんなドラム演奏において、大切な「姿勢と重心」を意識するための、エクササイズをご紹介します。

①椅子に座り、スティックを練習パッドなどに構えます。その状態で、左右の脚を交互に足踏みするように動かしましょう。

※その時に、体が左右にぶれたり、前後に動かないようにおなかの下の位置を意識します。体の軸は左右前後に動かさず、脚だけ動かすイメージです。

②慣れてきたところで、両脚同時に脚を上げ足踏みしましょう。ドラムの演奏では、両脚を同時に動かす場面もあります。

③その後は、いよいよ足踏みしながら、自由に両手のスティックを振ってみましょう。その時にも、もちろん体の軸はブレないようにします。

一連の流れを、下記動画で確認してみましょう。

ドラム初心者の方におすすめの練習については、以下の記事で解説しています。

https://vibesreggae.com/changeuptochangedown.html

まとめ

いかがでしたでしょうか。この記事では、8ビートの叩き方と上達するためのコツを解説してきました。

まとめると、以下のようになります。

・8ビートは、多くの楽曲で演奏されるビート

・メトロノームに合わせ、はじめはバスドラム(右足)→ハイハット(右手)→スネアドラム(左手)の順に、8ビートのフレーズを叩く

・「1・2・3・4」と声に出して叩くことで、イメージと感覚が合うようになる。

・右手のハイハットは「ダウン・ストローク」と「アップ・ストローク」で叩く

・左手は、右手のアップ・ストロークの時に一緒に持ち上げ、次のダウン・ストロークと一緒に振り下ろす

・ハイハットの端に当てるスティックの位置は、ショルダー

・フィルインを小節の最後に入れて練習する

・バスドラムの位置だけ、自由に変えて練習することで、重心をブラさない練習になる

・姿勢と重心はドラム演奏において、とても重要

ただ手順通り叩くだけでなく、今回ご紹介した様々なコツとテクニックを意識して練習することで、8ビートは格段に上達していきます!

最後まで、お読み下さりありがとうございました。