「ドラムって、楽譜で表すとどうなるの?」「楽譜って、やっぱり読めた方がいいの?」
ドラムに限らず、音楽を始める人は、少なからずそういった不安や疑問を、思ってはいないでしょうか。ドラムセットの名称、そして今回ご紹介する楽譜の読み方を押さえておくことで、バンドスコアや教則本の内容を、より深く理解することになりドラム上達に繋がります。
この記事では、ドラムの名称、および楽譜の読み方について解説していきます。
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ドラムセットの名称・名前
ドラムセットの名称は下記画像のようになります。
多くのドラムセットが、上記図のライドシンバルの右下に、もう一つ「クラッシュシンバル」があったり、ロータムがない「ワンタム(ハイタムだけ)」セットだったりします。
また、名称を略して下記のように呼ぶこともあります。
・スネアドラム →「スネア」
・バスドラム →「バスドラ」
・フロアドラム →「フロア」
・クラッシュシンバル →「シンバル」
・ライドシンバル →「ライド」
音楽スタジオに入れる方は、可能な限り実際のドラムを叩きましょう!実際に叩くことで、ドラムセットひとつずつの音や触感の違いを感じることができ、知識だけでなく感覚的にも各名称を覚えることができます。
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楽譜の読み方
それでは、次に楽譜の読み方を説明していきます。
「楽譜が読めないと演奏ができない」ということは決してありません。現在は、動画を使った教則本やYouTubeでも多くの練習動画があり、実際に演奏を目で見て学ぶことができます。
ただ、楽譜を読めることで、さらに演奏の幅が広がることは間違いありません。
というのも、例えばバンドを組み、「有名アーティストの曲をカバーする」となった時、バンドスコアを買って、みんなでそれを共有して練習する、なんてこともあります。そんな時に、楽譜を読むことができれば、より理解が深まります。また、多くの教則本の練習内容が、楽譜で描かれているのも事実です。
楽譜が読めることで、演奏を目で見るだけでは気づきにくい、叩き方の手順やタイミングを、正確に理解できます。少しずつで構いません、楽譜に慣れていくことで、ドラム演奏をよりよいものにしていきましょう!
それでは、下記がドラムセットの名称を、譜面上に表したものになります。
ハイハットの表記は3種類あります。
ハイハットは、2つのシンバルを合わせた楽器です。2つのシンバルの開け閉めを足で操作します。
そのため、上記の図の「ハイハット」はシンバルを閉じたときの音、「オープンハイハット」は開いた時の音、「フットハイハット」は、足でペダルを踏んで鳴らしたときの音です。
また、「クラッシュシンバル」は、「×」表記ですが、楽譜によっては「⊗」や「♦」などで表示されていることがあります。
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その他の記号の読み方
例として、実際にあるリズムパターンを譜面に表すと、下記の図のようになります。
上記フレーズが演奏されたものが、下記動画になります。
図で、譜面は縦線「|」で4つの部屋に区切られています。「|」と「|」の中の部屋を「小節」と言います。その為、図では4つの小節、いわゆる「4小節」になっています。
各小節について、説明していきます。
8ビート
1小節目では、「8ビート」といわれるリズムパターンが表記されています。先ほど、ドラムセットの表記で説明した「ハイハット」と「スネアドラム」と「バスドラム」の3点で描かれています。
8ビートはドラムの演奏で、基礎となるリズムの叩き方であり、世の中の多くの曲で、この8ビートが使用されています。
ドラムには8ビートの他にも、「16ビート」「4ビート」「2ビート」など、様々なリズムの叩き方があります。初心者の方は、まず「8ビート」を叩けるように練習していきましょう!
小節反復
2,3小節には、同じ記号が描かれています。
これは「小節反復」の記号であり、前の小節のフレーズを繰り返す、という意味です。今回は、1節目の「8ビート」のフレーズを2,3小節目も繰り返すことになります。
ドラムは他の楽器に比べて、同じリズムを繰り返すことが多いため、楽譜だと「小節反復」を見ることが多くあります。
アクセント
4小節目のスネアドラムの最初に「>」の記号があります。これは、「アクセント」記号で、「>」の後に続くフレーズよりも、「大きな音で叩いてください」という意味です。
そのため、この4小節目は、8つスネアドラムを叩きますが、1つ目のスネアドラムをより大きな音で叩く、ということになります。
ドラムの練習メニューなどでは、この「アクセント」がよく出てきます。
というのも、ドラムは他のピアノやギター、ベースなどと違い、メロディを奏でる楽器ではありません。叩いてリズムを刻み、その音の強弱で、曲の雰囲気や勢いを表現する楽器です。
そのため、音の大小を意識する練習メニューが多くあります。
RL
4小節目の「RLRLRL…」は、R=「右手(Right)」、L=「左手(Light)」を意味します。
そのため、今回はRLRLと続いており、「右左右左」と左右交互に叩き、演奏することになります。
アクセント記号と同じようにRLも、ドラムの練習メニューでは、多く見られます。
たとえば、RLRRLRLLなど、交互に両手で叩くだけでなく、連続して右手で叩くなど、様々な演奏手順があります。教則本が手元にある人は、演奏手順を探してみると気づきがあり、おもしろいはずです!
リピート
1小節目の最初と、4小節目の最後に描かれているマークは「リピート」記号というものであり、このマークの中の小節は「2回演奏する」という意味です。
つまり、1~4小節を繰り返し演奏してください、ということです。このリピート記号を見つけた際は、「あ、ここのフレーズは2回繰り返すんだな」と認識するようにしましょう。
例えば、楽曲の楽譜が載った「バンドスコア」では、サビを2回繰り返す場面に、ドラムに限らず他の楽器の譜面も、この「リピート記号」が描かれていることが多いです。
初心者の方におすすめの練習内容は、楽譜と一緒に以下の記事でご紹介しています。
https://vibesreggae.com/changeuptochangedown.html
このように、いくつかの楽譜の記号の意味を押さえておくと、バンドスコアなどを見たときも対応ができます。
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まとめ
いかがでしたでしょうか。今回の内容をまとめると以下のようになります。
・ドラムセットの名称を覚える
・楽譜上のドラムの表記を押さえる
・楽譜上でよく出てくる記号を理解しておく
今回紹介した楽譜上のドラム表記や、記号の意味を押さえておくことで、バンドスコアや教則本の内容をより深く理解することに繋がります。是非、実際にドラムの楽譜を手に取り、内容を確認してみてください。
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最後までお読みくださり、ありがとうございました。