ハイハットのペダル操作とは?オープン・クローズを解説!

「ハイハットって、どうやって操作するの?」そんな疑問を、ドラム初心者の方は、思っていないでしょうか。

ハイハットは、ドラムセットのシンバル類の中でも、作りが違い、操作方法も変わってきます。ハイハットの仕組みを知り、今回ご紹介するコツと練習方法を実践することで、よりハイハットを理解し、上手に使うことができるようになります。

この記事では、ハイハットの操作方法やコツ、練習方法について、解説していきます。

ハイハットとは

ハイハットとは、シンバルとシンバルを上下で組み合わせた楽器で、その開け閉めを足元のペダルで行います。

足の踏み具合で、様々な音量が出せるため、リズムを刻むのに適しています。ドラムセットでは、スネアドラムの横にセットし、ハイハット、スネアドラム、バスドラムの3点で、8ビートなど、リズムを奏でる時に使います。

上のシンバル「トップ」と下のシンバル「ボトム」を隙間なく合わせることで、「チッチッチッ」と硬い音がなります。また、軽く触れるぐらいの間隔で開けて、叩くことで「ジャジャジャ」と大きな音量も出すことが可能です。

サイズは、14インチ(直径約35cm)が一般的です。その前後のサイズ展開もあり、アーティストによって使用サイズは様々です。

ハイハットオープン

足元のペダルから足をあげ、ハイハットを開けた状態を「オープン」と言います。

上下のシンバルが互いに当たり、「ジャジャジャ」と大きな音量を出すことができます。

ロック、メタルなど激しいジャンルでの演奏はもちろん、曲を盛り上げる時などは、「オープン」の状態で叩くことで、雰囲気を出すことができます。

ただ、気をつけるべき点は、オープン時に上下のシンバルが互いに当たり合っているかです。間隔が空きすぎていると、「ジャ」という音が出ません。

上下シンバルの間隔については、後ほど詳しく解説していきます。

ハイハットクローズ

ハイハットクローズは、オープンからペダルを踏み、上下シンバルが閉まった状態をいいます。

「クローズ」は、上下がしっかりと閉じているため、「チッチッチッ」と硬い歯切れの良い音が鳴ります。

その為、細かく繊細にリズムを奏でる時や、キレ良く演奏する時に、非常に適しています。

また、クローズの状態から、一瞬オープンし、またクローズする「オープン・クローズ」の演奏にも繋がるのが、クローズの形です。

次は、その「オープン・クローズ」について、見ていきましょう!

ハイハットオープン・クローズ

「オープン・クローズ」とは、足元のペダルを上げ踏む一連の動きのことを言います。オープン・クローズのタイミングで、ハイハットを叩くことで、「チーッ」という、音を出すことができます。

オープン・クローズは、ハイハットという楽器だからこそ、できる奏法であり、出せる音です。ハイハットで8ビートなど、リズムを刻んでいる途中などで、オープン・クローズを入れることで、アクセントが入り、雰囲気を変えることができます。

下記動画で、オープン・クローズを確認してみましょう!

【オープン・クローズ】

では、実際にオープン・クローズをする時のコツを、続いてご紹介します。

ハイハットオープン・クローズのコツ

オープン・クローズのコツとして大事なのは、「上下ハイハットの間隔と角度」と、ハイハットの「開けるタイミングと叩くタイミングをいかに合わせるか」です。

上下の間隔とタイミングが、しっかりと合っていれば、いかに速いテンポであったとしても、綺麗に「チーッ」という音が出せます。

それでは、一つずつ見ていきましょう!

上下ハイハットの間隔と角度

上下ハイハットの間隔とは、ペダルを踏まずに、上げた状態の時の隙間の広さを指しています。

この隙間は、アーティストによってもバラバラですが、わずか1cmに満たない程でも、十分オープン・クローズはできます。逆に広げすぎると、クローズするのに踏む力がより必要になります。基準は、ペダルを上げた状態で、ハイハットを叩き、「上下のシンバルが触れ合う間隔か」です。

私自身は、リズムを取るために、ハイハットのペダルをよく踏むため、狭すぎず広すぎない程よい間隔にしています。トップのシンバルの上に、ネジがついています。一度緩め、ペダルを踏むとシャフトと言われる棒が動くため、トップのシンバルの高さを調節できます。

また、ここで大切なのが、下のシンバル「ボトムの角度」です。ボトムの下に実は、小さなネジがついています。

このネジを回すと、ボトムに徐々に角度がついてきます。

なぜ、このネジを回すかというと、ハイハットオープンした時にも、トップとボトムのシンバルが触れ合うようにするためです。

ペダルを上げ、オープンにした状態でも、トップとボトムが触れ合うことで、互いの間隔がたとえ大きくても、「ジャ!」という音が出せます。さらに、トップとボトムが角度が平行だと、閉じる時に空気が入り、「ジャー」という音が出ません。角度をつけておくことで、オープンからクローズした時にも、「ジャー」という音が出せます。

それでは、実際の調整について、下記動画で確認してみましょう!

【ハイハットの間隔とボトムの角度調整】

開けるタイミング

開けるタイミングは、ハイハットを叩いた瞬間に、ペダルを上げます。

手数多く、ハイハットでリズムを刻んでいる間にオープン・クローズを、入れる時は、早く開けすぎると、前の音とかぶってしまい、綺麗に鳴りません。また、遅すぎても同じため、ハイハットにスティックが当たる瞬間に、開けるよう意識しましょう。

特に、速い間隔で、オープン・クローズする時ほど、叩くタイミングと開くタイミングが同じになるよう練習していきましょう。

実際のタイミングを、下記動画で見てみましょう。

【オープン・クローズ 開くタイミング】

ペダル操作の練習

それでは、最後にハイハットのペダル操作が、より上達する練習方法をご紹介します。

バスドラムのキックペダルと同様、ハイハットも足でペダルを操作する為、足元の感覚を高めていきましょう!

徐々にオープンにする

8ビートを叩きながら、徐々にペダルを上げ、オープンにする練習をご紹介します。8ビートの叩き方や、コツ、練習方法については以下の記事で詳しく解説しています。

https://vibesreggae.com/8beat.html

練習の楽譜は、以下になります。「楽譜が読めない…」という方も、心配ありません。ひとつずつ説明していきます。

尚、楽譜の読み方についても、以下の記事で詳しく解説しています。

https://vibesreggae.com/gakufu.html

楽譜を拡大して、解説していきます。

楽譜のはじめ、テンポが「♩=100」と描かれています。これは、メトロノームの速さを指します。メトロノームとは、一定のテンポを刻む楽器練習用具です。

現在、スマートフォンなどで、「メトロノーム」と検索すると、無料アプリがあります。手元にメトロノームがない、という方はダウンロードしておきましょう。私自身も、アプリを使っていつも練習しています。

【メトロノーム】

続いて、楽譜の上に、「<」の記号があります。

楽譜の上に描かれている記号は、「<(クレッシェンド)」と言います。クレッシェンドは、「徐々に大きく」という意味のため、ハイハットを徐々にオープンにして音を大きくする、ということです。

楽譜上のクレッシェンドは、短いものから、長いものまで、あります。長さによって、ハイハットのペダルを上げるスピードも変わるため、練習を通して、ペダル操作に慣れていきましょう!

下記、実践動画を確認してみましょう!

【徐々にオープンにする練習】

ビートの中にオープン・クローズを入れる

続いては、より実際のドラム演奏にも使える練習をご紹介します。先ほどと同じように、8ビートを叩きながら、ところどころハイハットオープン・クローズを入れる練習です。

練習の楽譜は以下になります。

以下の楽譜にて、「赤〇」がオープン箇所で、ペダルを上げる部分、「青〇」がペダルを踏んで、クローズ箇所になります。

ところどころ、クローズするためにペダルを踏む部分が、右足の「バスドラム」と同じタイミングの箇所があります。「両足、一緒のタイミングで踏む」と意識するだけでも、はじめはやりやすいです。

練習内で、オープン・クローズを入れる箇所は、実際の楽曲で8ビートを叩く際にも、アクセントとして入る場所です。是非、繰り返し、練習し感覚を掴んでいきましょう!

それでは、下記動画で確認してみましょう!

【オープンクローズ練習】

まとめ

いかがでしたでしょうか。

この記事では、ハイハットの操作方法とコツ、練習方法について詳しく解説してきました。まとめると、以下のようになります。

・ハイハットは「トップ」と「ボトム」の上下シンバルの開閉を、ペダルで行う。

・「オープン」は、ペダルから足をあげ、互いのシンバルを開いて、演奏する方法

・「クローズ」は、オープンからペダルを踏み、シンバルを閉じ演奏する方法

・「オープン・クローズ」は、オープンとクローズを連続で行い、そのタイミングで、叩くことで「チーッ」という、アクセント音を出すことができる。

・オープン・クローズのコツは、「上下ハイハットの間隔」と「開けるタイミングと叩くタイミングを合わせること」。

・徐々にオープンする練習とビートの中で、オープン・クローズを入れることで、ペダル操作がより安定する。

ハイハットは、他のドラムセットの楽器とは、操作方法が変わります。しかし、仕組みをきちんと理解し、今回ご紹介したコツと練習を繰り返し、続けることで必ず上手に使いこなせるようになります!

最後まで、お読みくださりありがとうございました。