「ゴーストノートって、どうやって叩くのが正解?」「いまいち上手くいかないけど、コツとかあるの?」
そんは疑問を抱いてはいないでしょうか?実はゴーストノートといっても、いくつかの叩き方を身につける必要がいります。今回ご紹介するコツと2つの練習方法を実践することで、飛躍的にゴーストノートが上達していきます。
この記事では、ゴーストノートの叩き方、コツ、練習方法について解説していきます。
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もくじ
ゴーストノートとは
ゴーストノートとは、「極めて小さく、聞こえるか聞こえないかぐらいの音」を指します。ドラムにおいては、主にスネアドラムでゴーストノートを入れます。
このゴーストノートをドラム演奏の中に入れることで、細かな音数が増え、より演奏のノリが出ます。
ローテンポからミドルテンポの曲に、ゴーストノートを適度に入れていくことで、曲の雰囲気をより演出できます。
今回は、実際の演奏を通して、ゴーストノートをやり方、コツ、練習をしていきます。
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ゴーストノートのやり方
ゴーストノートは、8ビートなど、ビートを刻むスネアドラムの音の合間に入れていきます。今回は、一例として下記楽譜をもとにゴーストノートを解説していきます。「楽譜が読めない…」という方も心配ありません、一つずつ説明していきます。
上記の楽譜は、「|」と「|」で区切られ、3つの部屋に分かれています。それぞれ分かれた部屋を「小節」といいます。その為、今回の楽譜は「3小節」によって構成されています。1小節目と2小節目は、同じフレーズを叩いています。
今回は、1小節目をもとに楽譜を説明していきます。
上記楽譜は、8ビートにゴーストノートを加えたものです。
赤丸で囲んでいるのは、それぞれ、「ハイハット(右手)」「スネアドラム(左手)」「バスドラム(右足)」のを表記です。後半の青丸で囲んでいる(♩)は、シングルストロークのゴーストノート、(♩)の上に横線が入ったものが、ダブルストロークのゴーストノートです。
シングルストロークとは、スティックを「一振りして一音鳴らす叩き方」、ダブルストロークとは、「一振りして二音鳴らす叩き方」です。ダブルストロークについては、後ほど詳しく紹介します。
また、左上の「♩=80」はメトロノームのテンポを表しています。メトロノームとは、一定のテンポを刻む、楽器練習用具です。現在は、スマートフォンの無料アプリでもダウンロードできるため「手元にない」という方は、準備しておきましょう!
ドラムは、バンドなど他の楽器がいる場では、テンポを一定に叩く役割です。メトロノームを基準に練習していくことで、徐々にテンポ感が身についていきます。
【メトロノーム】
それでは、実際に通常の8ビートとゴーストノートを加えた8ビートの演奏を確認しながら、叩き方を見ていきましょう。
【ゴーストノートのフレーズを実践】
通常の音量よりも、はるかに小さな音で、細かくゴーストノートを加えることで、より8ビートにノリが生まれます。
このように、ゴーストノートは、8ビートの中に、小さな音量で細かく入れていきます。
では、実際に通常の音量に比べて、どうやって小さな音量さを付けていくのか、また”ドゥル”という音を鳴らす「ダブルストローク」はどのように叩いていくのか、そんなゴーストノートのコツを解説していきます。
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ゴーストノートのコツ
ゴーストノートは、通常の音量よりも小さな音を鳴らす必要がいります。その為に、3つの「ストローク」を身に着けていくこと、そして「ダブルストローク」の習得がよりゴーストノートの上達に繋がります。
「ストローク」とは、スティックの叩き方です。3つとは、「タップ・ストローク」「アップ・ストローク」「ダウン・ストローク」です。まずは、この3つを身に着けることで、8ビートにも自然と無理なくゴーストノートを入れていくことができます。
また、後半では、ダブルストロークについて解説していきます。それでは、見ていきましょう。
タップ・ストローク
「タップ・ストローク」とは、その名の通り、打面から1~2㎝上にスティックを置き、”ちょん”とだけ打面をタップする叩き方です。叩いた後は、もとの1~2㎝上にスティックをもどします。
ゴーストノートの上達は、この「タップ・ストローク」を安定させることです。
ドラムは、大きくスティックを振って叩くフレーズ以上に、タップ・ストロークのように細かく繊細な演奏の方が難しいです。小さな音だからといって、なんとなく感覚で叩いてしまうのではなく、小さな音だからこそ、大きな音以上に意識して何度も練習しましょう。タップ・ストロークをきちんとコントロールできるようになることが、ゴーストノート上達の秘訣です。
それでは、実際のタップ・ストロークを下記動画で確認してみましょう。
【タップ・ストローク】
アップ・ストロークとダウン・ストローク
つづいて、「アップ・ストローク」と「ダウン・ストローク」です。
「アップ・ストローク」とは、スネアドラムの1~2cm上から、軽く”ちょん”と触ると同時に、スティックを次のストロークができるところまで持ち上げます。これは、「ゴーストノート」から、次のストロークに繋がる動きです。
一方、「ダウン・ストローク」は、持ち上がったスティックを振り下ろし、叩いた後、ヘッドから3~4cmほどのところで、止めるストロークです。この場合、次の「ゴーストノート」に繋がるストロークです。
このように、ゴーストノートを単体の動きと考えるのではなく、8ビートの一連の動きとして考えることで、ストロークがよりスムーズになります。
【アップ・ストロークとダウン・ストローク】
また、ゴーストノートに限らず、「アップ・ストローク」「ダウン・ストローク」を上手く取り入れることで、演奏がスムーズになります。アップ・ストロークとダウン・ストロークを交互に繰り返す叩き方を「アップ・ダウン奏法」といいます。8ビートのハイハットを叩く右手に使用することで、速いテンポであっても、安定して叩けるようになります。
※8ビートの「アップ・ストローク」「ダウン・ストローク」においては、下記記事で詳しく解説しています。
https://vibesreggae.com/8beat.html
ダブル・ストローク
ダブルストロークとは、スティックを一振りで二回音を鳴らす奏法です。以下が叩き方の流れです。
①スティックを振り、打面に当てリバウンドさせる。
②リバウンドした直後にすぐキャッチするのではなく、スティックが跳ね返り、戻ってきたところを指で握ると同時に、二打目を打つ。
③二打目の後は、打面から3~4cm上のところでスティックを止める。
以下の動画が、一連の流れです。
最初から、速くダブルストロークができる必要はありません。変なクセがつかないよう、ゆっくりで構いませんので、左右交互に流れを確認していきましょう。感覚をつかんできたところで、徐々にスピードを上げていくことをおすすめします。
※ダブルストロークに関しては、下記記事にて詳しく解説しています。
https://vibesreggae.com/doublestroke.html
ゴーストノートとは、一見すると関係ないように見えます。ですが、ダブルストロークができるようになることで、小さく「ドゥル」という連打のゴーストノートが叩けるようになり、よりビートにノリが生まれてきます。
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ゴーストノートの練習
最後に、ゴーストノートを上達させる2つの練習をご紹介します。
ゴーストノート自体は、小さな音を叩ければ問題ありません。しかし、実際は8ビートで、通常の音量を叩きつつ、合間合間に、小さな音をメリハリよく叩ける必要がいります。
その為にも、今回ご紹介する「4種類のストローク」を身に着ける必要がいります。また、ダブルストロークをより細かく叩けるようになる練習もお伝えします。
それでは、内容を見ていきましょう!
4種類のストローク練習
4種類のストロークとは、「タップ・ストローク」「アップ・ストローク」「ダウン・ストローク」そして、「フル・ストローク」を指します。「フル・ストローク」とは、スティックを上から振り下ろし、叩いた後、その跳ね返り(リバウンド)を利用して、元の位置まで振り上げる叩き方です。
この4種類を組み合わせて練習することで、8ビートに「ゴーストノート」を取り入れたとしても、安定して叩くことができます。
練習内容の楽譜と、実演動画が以下になります。
楽譜の表記ですが、「D=ダウン・ストローク」「T=タップ・ストローク」「U=アップ・ストローク」「F=フル・ストローク」、「R=右手(Right)」「L=左手(Left)」を指します。また、「>」はアクセント記号といい、ダウン・ストロークやフル・ストローク時の音のアクセントを指します。
テンポは、メトロノーム「♩=80」から始めましょう。決して、速く叩く必要は要りません。しっかりとメリハリをつけて叩けるようになりましょう。
この4つのストロークをきちんと、使い分けることができることで、8ビートのどこにでもゴーストノートを入れることができます。
ダブルストロークのゴーストノート練習
次にご紹介するのは、「ダブルストロークのゴーストノート」を上達させる練習です。
下記が練習内容の楽譜と、実演動画になります。
こちらも、「ダブルストロークにまだ慣れていない」という方は、ゆっくりなメトロノームのテンポ「♩=60」ほどからはじめ、「♩=100」を目指しましょう。動画では、「♩=80」を演奏しています。
より細かなダブルストロークを「ドゥル」と入れることで、ゴーストノートのキレも良くなります。是非、少しずつでも取り組んでいきましょう!ゴーストノートだけでなく、ダブルストロークの上達にも繋がります。
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まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は、ゴーストノートの叩き方、コツ、練習方法について解説してきました。
まとめると、以下のようになります。
・ゴーストノートとは、「極めて小さく、聞こえるか聞こえないかぐらいの音」を指す。
・ゴーストノートには、「シングルストローク」と「ダブルストローク」があり、8ビートのスネアドラムに入れることで、ビートにノリが出る
・コツは、「タップ・ストローク」「アップ・ストローク」「ダウン・ストローク」そして、「ダブルストローク」を身につけること。
・「4種類のストローク」と「ダブルストローク」の練習内容を繰り返すことで、8ビートを叩きながらもしっかりとゴーストノートを入れることができるようになる。
今回ご紹介したコツと2つの練習方法を実践することで、飛躍的にゴーストノートが上達していきます。
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最後までお読み下さり、ありがとうございました。