ダブルストロークのコツとは?2つのポイントと練習方法を解説!

「ダブルストロークって、できるようになった方がいいの?そもそも、どうやって叩いているの?」

そう感じている人は多くいるのでは、ないでしょうか。ダブルストロークは、どこか特別なことをしているように見えますが、たった2つのポイントをきちんと押さえることで、必ずできるようになります。

この記事では、ダブルストロークのやり方から、上達するためのおすすめの練習内容まで、解説していきます。

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ドラムにおいてダブルストロークのメリット

スティックを一振りして、一回の音を出す「シングルストローク」だけで演奏できる曲は多くあります。しかし、一振りで、「二回連打させる」ダブルストロークを身に着けることで、よりドラムの演奏の幅が広がり、よりドラムが楽しくなります!

ドラムはギターやピアノといった、他の楽器に比べて「メロディ」を奏でる楽器ではありません。叩いて音を出し、リズムを刻む楽器です。そのため、メロディを奏でる楽器に比べて、音の強弱や音数で、表現力の幅を広げる必要がいります。

そういった点では、ダブルストロークができるようになることで、細かな表現力が身に付き、音の強弱や音数の表現力が高まります。

私も、ダブルストロークを練習するようになり、メインの大きな音の間に、細かく入れる「ゴーストノート」などの、表現技術が格段に上達しました。また、ダブルストロークは指を意識して使用するため、指の使い方が上達し、スティックをより繊細に扱えるようにもなります。

スティックの握り方や、叩き方については、以下の記事で詳しく解説しています。

https://vibesreggae.com/changeuptochangedown.html

それでは、ドラムの演奏の幅をより広げ、よりドラムが楽しく叩けるようになる「ダブルストローク」についてみていきましょう!

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ダブルストロークのやり方

ダブルストロークですが、「リバウンド」と「リバウンドをキャッチする」感覚が大切です。これは、ダブルストロークに限らず、ドラムを演奏するうえで、とても重要な2つの要素です。

というのも、ドラムは、時にとても速くリズムを刻むことがあり、スティックを速く連打するために、打面からの跳ね返り、いわゆる「リバウンド」が必要になるからです。

私自身も、ドラムを始めたばかりのころは、リバウンドが上手くできず、なかなか早いテンポの曲を叩くことができませんでした。しかし、繰り返し打面の跳ね返りを意識し、テンポに合わせて叩くことで、力の入れ方やコツをつかめるようになりました。

ダブルストロークは必ずできるようになります。「リバウンド」と「リバウンドをキャッチする」感覚について、一つずつ見てきましょう!

リバウンドを感じる

まずは、「リバウンド」を感じるところから始めましょう!スティックを持ち、練習パッドやスネアドラムなどに打ち付けると、打面に当たり跳ね返るのがわかるかと思います。これが「リバウンド」です。

しかし、大切なことは、このリバウンドを「連続させる」ことです。スティックを一振りしただけでは、リバウンドは長く続きません。一振りした時の跳ね返る力を、上手く手首と指を使い、もう一度、打面に打ち付けます。それを繰り返すことで、リバウンドは連続します。

バスケットボールをしたことがある人は、ドリブルで、「ボールを連続でつく時」のイメージと同じです。ボールをつき、跳ね上がってきた時の力を消さないよう、手首を柔らかくし再度ボールをつきます。このドリブルする時の手首の動きと、ドラムのリバウンドの動きは同じです。

下記動画は、実際にスティックをボールのようにつき、リバウンドさせています。興味がある方は、バスケットボールのドリブルのように、リバウンドを繰り返せるか、練習してみるのも良いでしょう。感覚をつかむことにつながります。

リバウンドをキャッチする

リバウンドを連続できるようになれば、今度は跳ね返った瞬間にキュッと軽く握り「リバウンドをキャッチする」練習をしていきます。

リバウンドした瞬間に、スティックをキュッと軽く握ります。すると、打面から3~4cm上のところで、スティックが止まります。この流れが、スティックを振る一連の動作です。

ぶれずにきれいにスティックが静止できるようになると、パンッといい音がなるようになります!ここは、握る力と同時にスティックを止める力が少なからず必要になってきます。

最初は、ゆっくりで構いません。右手・左手と交互に、スティックを振り、リバウンドをキャッチする感覚をつかんでいきましょう。

リバウンドをキャッチする感覚をつかめるようになってきたところで、いよいよダブルストロークにチャレンジしてみましょう!

ダブルストロークとは、一回の振りで、2連打させる叩き方です。流れとしては、以下の通りです。

①スティックを振り、打面に当てリバウンドさせる。

②リバウンドした直後にすぐキャッチするのではなく、スティックが跳ね返り、戻ってきたところを指で握ると同時に、二打目を打つ。

③二打目の後は、打面から3~4cm上のところでスティックを止める。

以下の動画が、一連の流れです。

最初から、速くダブルストロークができる必要はありません。変なクセがつかないよう、ゆっくりで構いませんので、左右交互に流れを確認していきましょう。感覚をつかんできたところで、徐々にスピードを上げていくことをおすすめします。

因みに、バスドラムを鳴らす「キックペダル」にも、ダブルストロークと同じ「ダブルキック」という奏法があります。

ダブルキックについては、下記の記事で詳しく解説しています。

https://vibesreggae.com/fumikata.html

「リバウンドをキャッチする」感覚を大切に、練習していきましょう!

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より速く高速に叩けるようになる練習方法

「ダブルストロークのやり方はわかったけれど、どうも安定しない、速く叩くことができない・・・。」という方に、おすすめの練習方法があります。

以下がその練習を楽譜にしたものと、実際に演奏したものです。「楽譜の見方が分からない」という方に向けても、読み方を説明しているため、合わせてご確認ください。

【テンポ60】

【テンポ120】

右左交互に叩くシングルストロークと、ダブルストロークを混ぜた内容になっています。ダブルストロークに挑戦する人の中は、「ダブルストロークはまだ安定しないけれど、シングルストロークは比較的安定して叩ける」という方が多いのではないでしょうか。

シングルストロークの速さに合わせて、ダブルストロークを練習していくことで、安定さと速さを両方身に着けていくことができます。

それでは次に、具体的な楽譜の見方について、説明していきます。

小節

小節とは、楽譜の縦線「|」と「|」で区切られている間のことを言います。上記の画像では、最初の小節、1小節目と次の小節の2小節目までとなります。

今回の練習内容は、全部で8つ小節があるため、8小節であることがわかります。

テンポ

楽譜の左上に描かれている「♩=60」は、メトロノームのテンポの速さを表しています。メトロノームとは、一定のテンポで音を刻んでくれる、楽器練習の用具です。メトロノームがない方は、スマホのアプリにも無料であるため、用意しましょう。

今回メトロノームは、「4分の4拍子(4/4)」という設定で、1つの小節の中で音が「4つ」なるように設定しています。

ドラムはテンポを一定に刻むことが必要とされる楽器です。ギターやボーカルがいるバンドなどでは、ドラムのリズムを基準に他のメンバーが演奏しています。そのため、ドラムが安定していないと、他の楽器も安定して演奏ができなくなってしまいます。

最初はテンポ「♩=60」からスタートし、少しずつ慣れてくる中で、テンポを速くしても良いでしょう!無理のない範囲で叩きながら、少しずつリズム感をつかんでいきましょう!

スネアドラム

楽譜では、実際のドラムセットのスネアドラムを表記しています。上記の画像では、スネアドラムの数が16あるため、1つの小節の中で、「スネアドラムを16回叩く」ことを意味しています。

【スネアドラム】

手順【R=右手(Right)、L=左手(Left)】

音符の上に描かれているRとLというのは、「その音符を右手(R)か左手(L)で叩いてください」という表記です。今回は、「RLRL」と続く「右左右左」のものと、「RRLL」と続く「右右左左」で作られています。

ドラムは、様々な演奏手順があります。手元に、教則本などがある人は、一度見返してみると、RLの様々な手順が楽譜に載っており、新たな発見があります!

その他、具体的なドラムの楽譜の読み方については、下記の記事で詳しく解説しています。

https://vibesreggae.com/gakufu.html

このように、シングルストロークに合わせてダブルストロークを練習することで、徐々にスピードアップして叩けるようになります。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。この記事では、ダブルストロークのメリットから叩き方、おすすめの練習内容について、解説してきました。まとめると、次のようになります。

・ダブルストロークを身に着けると、ドラムに必要な「音の強弱や音数の表現力」が上がる

・「リバウンド」と「リバウンドをキャッチする」感覚が大切

・シングルストロークとダブルストロークを合わせた練習で、安定さと速さを身に着けていく

はじめは、ゆっくりで構いません。今回、ご紹介した内容を繰り返し意識し、練習することで必ずダブルストロークは、身に着けることができます!

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最後まで、お読み下さりありがとうございました。