スネアドラムの叩き方とは?4つの種類と良い音が鳴る2つのコツ

「スネアの音をもっと良く鳴らしたい、何かコツとかあるの?」「叩き方って、何種類あるの?」

そう感じてはいないでしょうか?スネアドラムの叩き方は、大きく4種類あり、より良い音を出すコツが2つあります。今回、ご紹介する叩き方、そしてコツを実践することで、よりスネアドラムを使った演奏が上達し、ドラムが楽しくなります!

この記事では、スネアドラムの叩き方とコツについて、解説していきます。

スネアドラムとは

そもそもスネアドラムとは、ドラムセットの中で、スローン(椅子)に座った時に正面にくる小太鼓のことです。

「スネア」とは、スネアドラムの裏面に付いている「スナッピー(響き線)」のことを意味します。

ドラムセットでは、一番多く叩く太鼓でもあります。というのも、ハイハットとバスドラム、そしてスネアドラムの3点で、ドラムの基本となる8ビートなどのビートを多く叩くからです。

スネアドラムは様々な音の出し方があります。私自身も、曲の雰囲気に合わせて、叩き方を変えて叩いています。それでは、様々な音色を出せるスネアドラムの叩き方について、詳しく観ていきましょう!

叩き方の種類

スネアドラムの叩き方は、大きく分けて4つあります。これは、ドラムセットの他の太鼓と違い、スナッピー(響き線)がついていることで、より多くの音の出し方ができるからです。

スネアドラム自体、種類が本当に豊富にあります。今回ご紹介する叩き方をマスターしておくことで、より様々なスネアドラムが持つ音色を、引き出すことができるようになります。

それでは、叩き方を一つずつ見ていきましょう!

ヘッドの真ん中と端を叩く

叩く表面は「ヘッド」と呼ばれます。

ヘッドの真ん中を叩くと、一番大きな音が鳴ります。一方、ヘッドの端に向かって叩くにつれて、音が高くなっていき、音の響きも小さくなっていきます。これは、ヘッドである表面に張ってある皮の、張り具合がヘッドの場所によって変わるためです。

フープにある「テンションボルト」(もしくはチューニングボルト)で、チューニングするため、端は自然と張りが強くなり、音も高くなります。それに比べ中央は、張りが弱まり、叩いた時の音も低くなります。

基本は、ヘッドの真ん中を叩きます。ですが、「ザーーーーー」と鳴らす「ドラムロール」などは、端を叩くことで、より高く細かい音を出すことができます。

【ヘッドの真ん中と端を叩く】

曲の雰囲気や、場面に合わせて、ヘッドの叩く場所を変えることで、音色を変えることができます。

オープンリムショット

オープンリムショット」とは、ヘッドをスティックで叩く時に、スネアドラムの縁である「フープ」も同時に叩く奏法です。

スティックの先であるチップだけで、ヘッドを叩くのに比べ、より大きな音を出すことができます。そのため、ロックをはじめとする、音量が必要なジャンルや、スネアドラムの音にアクセントを置く時に、使える奏法です。

私も、多くの演奏でオープンリムショットを使っており、ロック調の曲では必ずといっていいほど使っています。

また、ドラムの胴である「シェル」の素材にもよりますが、オープンリムショットで、ヘッドの端を叩くと、高い「カーン」という音がなります。特にシェルが金属系であれば、非常に高い音が鳴るので、レゲエなどのスネアサウンドに合います。

それでは、下記動画で確認してみましょう!

【オープンリムショット】

オープンリムショットは、よりスネアの音を強調したい時に、非常に良い奏法です。

クローズドリムショット

クローズドリムショット」は、スティックをヘッドに横向きに寝かせ、スティックの先をフープに当てて、「カッカッカッ」と鳴らす奏法です。

オープンリムショットと比べると、同じくフープを叩きますが、音量は下がります。その為、しったりとした曲など、落ち着いた雰囲気に合います。

また、気持ちいい「カッ」という音を、鳴らすコツとしては、「スティックを寝かす位置」です。

フープのところにテンションボルト、もしくはチューニングボルトと呼ばれるボルトが、ヘッドの対角線上に6〜8つあります。ボルトとボルトを繋ぐ、この対角線上にスティックを寝かせます。

すると、フープに当てるスティックの箇所がちょうどボルトの箇所になる為、より「カッ」という気持ちいい音になります。

そして、もう一点大事なポイントが、フープに当てるスティックの反対箇所、ヘッドに置いているスティックの端の位置です。

スティックの端をヘッドのどこに置くかで、そのスネアドラムにおける、クローズドリムショットの一番いい音が決まります。一つ一つのスネアドラムで、一番気持ちよく「カッ」となる場所は変わるため、探してみましょう。

それでは、下記動画で確認してみましょう!

【クローズドリムショット】

このように、クローズドリムショットは、オープンリムショットのように、迫力はありませんが、心地よい音を鳴らすことができる奏法です。

フープを叩く

次に紹介するのは、スネアのフープだけを叩く奏法です。「フープ」とは、ヘッドの周りの金属もしくは種類によっては、ウッド部分です。

基本的には、ヘッドを叩いて音を鳴らすのがスネアドラムですが、フープを叩くことで違った印象を出せるため、アクセントとして使えます。

フープは、金属や木製など種類がありますが、金属の方がよりヘッドとは違う「カン!」という高い音が鳴り、アクセントにはもってこいです。フープを叩くのをメインで行うアーティストは、少ないですが、ちょっとしたドラムソロや、曲の雰囲気を変えるところに使えます。

また、スネアドラム以外にも、ハイタム、ロータムのタムタムや、フロアタムにもフープはありますが、叩くとそれぞれ違った音が鳴ります。スネアドラムでの使用が多いですが、他のタム類のフープを叩くのも違った印象でおもしろいです。

それでは、実際の動画で確認してみましょう!

【フープを叩く】

このように、他の奏法に比べると使う頻度は落ちますが、ちょっとしたアクセントにフープを叩くことで、印象を変えることができます。

良い音を出すコツ

スネアドラムの叩き方について、ご紹介してきましたが、最後により良い音を出すコツをお伝えします。

「より良い音」とは、「抜けの良い音」とも呼ばれます。「抜けの良い音」とは、音がこもらず、「周りに響く音」です。

ドラムは、エレキギターやエレキベースのように、アンプやエフェクターを使って音量を上げられる楽器ではありません。もちろん、LIVEでは、マイクを立てて音を取りますが、音量を上げるのには、限度があります。

常に、「生」の音で鳴らす楽器であるからこそ、ドラムにとって「抜けの良い音」で鳴らすことは大切です。周りの演奏者はもちろん、演奏を聴くお客さんに、自分の音を最大限、届けることに繋がります。

「抜けの良い音」のコツは、2つです。この2つを意識することで、格段に音が変わり、周りの人に、より自分の音を届けることができる演奏になります。

それでは、詳しく見ていきましょう!

ムチの動き

1つ目のコツは、「ムチの動き」です。

ムチをふったことがある、という方は少ないと思います(笑)

イメージは、力を抜き、肩から腕、手にかけて波を打つようにしならせ、その勢いをムチに伝わらせます。スティックを振る際も同じです。

私がよくイメージするのは、映画インディージョーンズの主人公インディがムチを使い、相手を倒す場面です(笑)腕を脱力し、そこから素早くスピーディに振ります。

ムチのイメージをもち、スティックを振ると、上手くスティックに力が伝わります。特に、オープンリムショットにおいては、この「ムチの動き」を使うことで、より抜けの良い大きな音が出せます。

また、ムチの動きは、大げさにスティックを振り上げて叩かなくとも、音量を出せます。その為、無駄な動きを省き、スマートなドラムを叩くことにも繋がります。

まずは、ゆっくりな動作からで構いません、ムチの動きを意識して動かしてみましょう!

リバウンドをキャッチする

2つ目のコツは「リバウンドをキャッチする」ことです。

ムチの動きで、スティックを振り下ろした後、打ち付けた打面にスティックの先が当たり、跳ね返ります。この跳ね返りがドラムで非常に重要な「リバウンド」です。

リバウンドした瞬間に、スティックをキュッと軽く握ります。すると、打面から3~4cm上のところで、スティックが止まります。これが「リバウンドのキャッチ」です。

【リバウンドのキャッチ】

より詳しいスティックの振り方やコツは、以下の記事で解説しています。

https://vibesreggae.com/mochikata.html#i-8

スピーディな「ムチの動き」で跳ね返ったスティックの「リバウンドをキャッチする」、この流れを身につけることです。そうすることで、「抜けの良い音」に加え、必要最低限の力で、より良い音を出せます。

それでは、実践の動画で流れを確認してみましょう!

【ムチの動き〜スティックをキャッチする】

まとめ

いかがでしたでしょうか。この記事では、スネアドラムの叩き方とコツについて、解説してきました。まとめると、以下のようになります。

・スネアドラムは、ドラムセットの中で一番多く叩く太鼓であり、様々な叩き方がある。

・「ヘッドの真ん中と端を叩く」「オープンリムショット」「クローズドリムショット」「フープを叩く」4種類の叩き方がある。

・抜けの良い音を出すコツは「ムチの動き」と「リバウンドをキャッチする」こと

今回、ご紹介した4つの叩き方と2つのコツを実践することで、よりスネアドラムの魅力を引き出すことができ、演奏の幅が広がります。是非、様々な音が奏でることができるスネアドラムを、楽しみながら演奏していきましょう!

最後までお読みくださり、ありがとうございました。