「裏打ちって何?」「8ビートと違って、裏打ちってなんだか上手く叩けない…」
そんなことを感じている人は多いのではないでしょうか?ドラムの裏打ちは、手順をしっかりと押さえれば、きちんと叩けるようになります。また、今回ご紹介するコツと練習方法を実践することで、更に、裏打ちを上達させることができます。
この記事では、裏打ちの叩き方からコツ、練習方法をご紹介します。
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もくじ
ドラムの裏打ちとは?「難しい」と感じる理由とは?
裏打ちとは、通常の8ビートと違い、ハイハットが裏のタイミングに入る叩き方です。J-POPやダンスナンバー、スカの曲などで使われることが多いです。
裏打ちの「裏」とは、メトロノームの「1・2・3・4…」のカウント音である「表」の音と音の間をいいます。その為、裏打ちの右手は、メトロノームの音と音の間に入ります。
【裏打ち】
日本の曲は「表」をアクセントとしたものが多いため、「裏」でリズムをとる裏打ちは慣れるまでは叩きにくい場合があります。
しかし、手順を一つずつ押さえることで、必ず叩けるようになります。
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裏打ちのやり方(楽譜あり)
裏に音が入り、一見難しそうに見えますが、手順を一つずつ押さえることで、叩けます。
今回は、代表的な下記楽譜の裏打ちパターンをもとに手順を解説していきます。
以下、手順と実演動画になります。
①メトロノームの音に合わせ、バスドラムを4つ踏む
②右手のハイハットをバスドラムの間に入れる=メトロノームの音と音の間
③左手のスネアドラムをメトロノームの3つ目に入れる
上記の手順で、右手のタイミングで、ハイハットを開け閉めする「ハイハット・オープンクローズ」にすると、よくJ-POPで聴くサウンドになります。
【裏打ち手順】
まずは、ゆっくりなテンポでしっかりと手順を確認しながら、叩いていきましょう!
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裏打ちのコツ
「なかなか、裏打ちがむずかしい…」という方に、叩きやすいコツをご紹介します。
今回は2つのコツをご紹介します。裏打ちに慣れるまで、ぜひ参考に叩いてみてください。それでは、見ていきましょう!
両足を同じタイミングで踏む
1つ目は、J-POPなどでよく耳にする「ハイハット・オープンクローズ」を使った裏打ちのコツです。
「ドッチータッチー…」というハイハット・オープンクローズを使った裏打ちは、両足を同時に踏むことで、非常に叩きやすくなります。
ただ、気を付けるべき点は、左足は、かかとをつけ、つま先だけペダルから上げて踏むことです。バスドラムのペダルと違って、ハイハットペダルは足を上げすぎると、開きすぎてきれいなオープンクローズになりません。
その為、両足同時に踏みますが、同じ踏み方ではない、ということに気をつけます。下記実践動画でタイミングを確認してみましょう。
【裏打ち 両足同時に踏む】
このように、はじめ慣れるまでは、両足同時に踏む方法で、感覚をつかんでいきましょう!
左手でハイハットを叩く
2つ目は、両手を交差せずに、左手でハイハットを叩く裏打ちです。
「どうも裏のタイミングで、右手でハイハットを叩くのが、難しい…。」という方にオススメです。
こちらも、先ほどご紹介した下記楽譜の裏打ちをもとに、手順と実演動画を確認してみましょう。
①右手はバスドラムと一緒に、左手はその間に入れ、左右交互にスティックを振る
②1回目の右手は「空振り」し、2回目は「スネアドラム」を叩く
③左手は「ハイハット」を叩く
【左手でハイハットを叩く】
このように、両手を交差させない叩き方を「オープンハンドスタイル」といいます。右手が裏に入らず、表に入る為叩きやすいです。実際に、オープンハンドで叩いているアーティストも多くいます。
ただ、右手がハイハットの場合可能な為、ライドシンバルを叩いたりする時などは、使えない奏法になります。ただ、「裏打ちのリズムに慣れる」という意味では、非常に良いため取り組んでみましょう!
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裏打ちの練習方法
続いて、裏打ちを安定させる練習方法を2つご紹介します。実際の演奏にも使える内容のため、取り組むことで、演奏の幅も広がっていきます。
それでは、内容を見ていきましょう!
フィルインを入れる
1つ目は、フィルインを入れて裏打ちを叩きます。
フィルインを入れて叩くことで、例え違うフレーズを叩いても、裏打ちのリズムをブラさないようにする練習です。今回下記フレーズを例として紹介します。その他にも、多くのフィルインがあるため、自分なりに取り入れるだけでも、裏打ちを安定させる練習になります。
下記楽譜と実践動画が今回紹介する内容です。
【フィルインを入れた裏打ち】
是非、フィルインを取り入れながら裏打ちを練習することで、より安定した演奏ができるようになります。
※「フィルイン」については、下記記事で詳しく解説しています。
https://vibesreggae.com/fillin.html
右手の位置を変える
2つ目は、「右手の叩く位置を変える」練習です。
今までご紹介してきたものは、右手が「ハイハット」でしたが、ライドシンバルに変えたり、フロアドラムに変えたりします。これは、叩く位置を変えても、安定してリズムを刻む練習です。
それでは、冒頭でご紹介した下記フレーズを使い、右手だけ叩く位置を変えて練習してみましょう!以下、実演動画になります。
【右手の位置を変える】
このように、右手を様々な位置に変えても、安定して叩けるようになることで、様々な裏打ちでの演奏が可能になります。
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裏打ちのパターン
それでは最後に、実際の演奏で使える裏打ちのパターンを3つご紹介します。
裏打ちの練習にも非常に良いので、ぜひ実践していきましょう!それでは、見ていきます。
ゴーストノートを入れる
1つ目は、メインの左手のスネアドラムの間に、細かくゴーストノートを入れる裏打ちです。
ゴーストノートとは、「極めて小さく、聞こえるか聞こえないかぐらいの音」のことをいいます。ゴーストノートをスネアドラムに入れていくことで、よりリズムが細かく刻まれ、ドラムにノリが出てきます。
下記楽譜と実演動画を確認してみましょう。
【ゴーストノートを入れる】
このように、ゴーストノートを加えるだけでも、より裏打ちがかっこよく叩けるようになります。
※ゴーストノートについては、下記記事で詳しく解説しています。
https://vibesreggae.com/ghostnote.html
バスドラムの位置を変える
2つ目は、バスドラムの位置を変えます。
両手の動きは変わりませんが、バスドラムの位置を自由に変えるだけで、雰囲気が変わります。今回は、一例として下記のフレーズを練習してみましょう。
以下、楽譜と実演動画になります。
【バスドラムの位置を変える】
このように、バスドラムの位置によって、雰囲気を変えることができます。また、手足の分離の練習にもなります。
スネアドラムの位置を変える
3つ目は、スネアドラムの位置を変えます。
下記楽譜のように、スネアドラムの位置が減ると、ゆったりとしたビート感になります。
【スネアドラムの位置を変える】
このようにスネアドラムをはじめ、バスドラムの位置を変えることで、雰囲気もガラッと変わります。
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まとめ
いかがでしたでしょうか。この記事では、裏打ちの叩き方からコツ、練習方法をご紹介しました。
まとめると、以下のようになります。
・裏打ちとは、「裏」の音に右手でアクセントを入れて叩くリズム
・ハイハット・オープンクローズは、両足同時に踏むことで叩きやすくなる
・オープンハンドスタイルで裏打ちを叩くと、右手が「表」の音を叩くことになり、叩きやすい
・フィルインを入れたり、右手をハイハット以外にライドシンバルやフロアタムで、裏打ちを叩くと非常に実践的な練習になる
・「ゴーストノート」を入れたり、「バスドラム」や「スネアドラム」の位置を変えたりすることで、裏打ちのパターンが広がる
手順をしっかりと押さえた上で、今回ご紹介したコツや練習方法を実践することで、より裏打ちが上達していきます!
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最後まで、お読みくださりありがとうございました。