「8ビートからフィルインを叩くとリズムがズレてしまう…。」「人前で演奏すると、焦ってリズムキープできなくなってしまう…」
そんな悩みを抱えている人は多いのではないでしょうか?
テンポキープできない理由と改善するカギは、大きく2つあります。今回ご紹介する改善策を一つずつ実践していくことで、テンポが安定しドラムがより上達していきます。
この記事では、リズムキープのコツと練習方法をご紹介していきます。
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リズムキープできない理由とは?
そもそも、「リズムキープができない」理由とは何でしょうか?
それは、大きく2つあります。LIVEなど人前で演奏する時の「緊張や焦り、自信の無さ」と、「客観的に自分の演奏を見れていない」、この2つです。
つまり「精神面の安定」と「客観的な視点を持つこと」がリズムキープのカギになります。
私自身も、LIVEで「苦手だなぁ」と感じているフレーズを叩く時は、やはり焦りを感じて、そこだけ妙に走ってしまい、リズムが乱れてしまうことがあります…(笑)
人間ですから、精神的な部分はどうしても、影響してきます。ですが、だからこそ逆に安定させることも可能です。
では、実際にどうのように「精神面」と「客観的な視点」を培っていくのか、その方法をご紹介していきます。
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精神面の安定
まず、「精神面の安定」についてです。
結論、「練習の積み上げ」と「場数を踏むこと」によって「自信」が生まれ、それが「精神面の安定」に繋がります。
例えば、小学校2年生に、何度も口に出して繰り返した「九九」、今テストに出されたとしても冷静に答えられないでしょうか?また、子どもの頃の習い事で、初回は「どんな場所なのかな?」と不安だったものが、半年もすれば色々できるようになり、教室に通うのが楽しくなっていませんでしたか?
まさに、繰り返し身に着け、慣れることで「自信」になっていきます。
では、実際に「練習の積み上げ」と「場数を踏むこと」とは、具体的に何をすればよいのでしょうか?それは、ずばり「様々なフレーズの練習をすること」と「ドラムを叩く機会をより多く作ること」です。
一つずつ詳しく見ていきましょう。
様々なフレーズを練習する
様々なフレーズの練習は、「教則本を使った練習」と「楽曲のコピー」がおすすめです。
理由としては、どちらも「今の自分に持っていないものに触れることができる」からです。
教則本を開いてい見ると、得意なフレーズがある一方で、「これは初めて見るな…」といった内容があります。また、コピーにしても、「このフレーズどうやって叩くんだ!?」と驚くことがあります。
そういったフレーズを叩けるように練習していくことで、自信とスキルがつき、結果心身ともに、レベルアップしていきます。
教則本ですが、例えば「100種類のフレーズを叩くと…」といった題名の本屋さんに置いてあるもので結構です。楽曲のコピーも、最初は自分の好きなアーティストの曲で構いません。
ご自身のLIVEの予定があるという方も、演奏する楽曲と共に、少しずつでも様々なフレーズに触れていくことが大事です。
ドラムを叩く機会をより多く作る
ドラムの機会を増やすには、「人前で演奏するLIVE」とともに、「スタジオなどで実際のドラムを叩くこと」です。
可能な人はLIVEの機会を増やすことで、「緊張や焦り」といったものに慣れていくことができます。ただ、LIVEはバンドメンバーやライブハウスとの兼ね合いもあるため、自分ひとりですぐに予定を付けることが難しいです。
しかし、たとえLIVEがないとしても、ドラムを叩く機会を作ることはできます。
ドラムは、ギターやベース、キーボードといった楽器と違い、自宅に置いて練習することが難しいです。練習パッドなどを使い練習するのが限界なところがあります。私も騒音に気を付け、ひっそりとパッドを叩いています(笑)
もちろん、多少のお金はかかりますが、月に数回スタジオに入って「実際のドラム」を叩きましょう。
やはり、練習パッドや電子ドラムなどど比べ、実際のドラムは大きさも音の鳴りも違います。自宅で感じている自分の感覚と実際のドラム演奏での感覚をすり合わせていくことが、「場数を踏む」機会になります。
このように、「様々なフレーズの練習」と「実際のドラムを叩く機会を増やすこと」で精神面が安定し、リズムキープにつながります。
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客観的な視点
続いては、リズムキープにおいてもう一つ重要な「客観的な視点」についてです。
「自信もつき、精神的に安定がしてきたから、リズムキープできるようになった!」といきたいところですが、それだけではリズムキープできていない可能性があります。
というのも、いくら自分では「落ち着いて叩き、リズムキープできている」と思っていても、周りからするとテンポがズレている…という可能性があります。
例えば、自分ではかなり上手く作れたと思った料理が、いざ食べてみると「何だか美味しくないな…」と感じた経験ないでしょうか?同じように、客観的に自分のテンポ感を確認し、そのギャップを埋めていくことが大切です。
それでは、そのギャップを埋める3つの方法を、ご紹介します。
メトロノームを使った練習
1つ目は「メトロノームを使った練習」です。
「自分のテンポ」だけで、叩いてしまうと、得意なフレーズは速くなり、苦手なフレーズは遅くなる、といったことが起こります。結果的にそれは、リズムキープができないことになります。
そうならないためにも、普段から「メトロノームを使った練習」をし、「客観的なテンポ」を身に着けることが大切です。基礎練習はもちろんですが、LIVEで演奏する曲を、メトロノームを合わせ、練習することをおすすめします。
メトロノームを聞きながら曲を叩くと、「8ビートからフィルインに入るタイミングで何だか走っているな…」など、客観的に自分の演奏を確認できます。そのことが、本番で自分がどのように叩けばテンポキープできるかを知る機会になります。
また、曲自体のテンポの速さを、認識するできると共に、メトロノームだけを聞いて叩くため、曲の構成を覚えることにも繋がります。
私自身も、曲のレコーディングで「メトロノーム」を聞きながら演奏すると、「いつも通り叩くと、何だかテンポがズレるな」と、気づかされることが多々あります。客観的に見直す機会は大切ですね(笑)
現在は、スマートフォンの無料アプリにも「メトロノーム」があるため、お手元にない方は、準備しておきましょう!メトロノームを使い練習していくことで、「客観的なテンポ」を身に着けることができ、少しずつリズムキープができるようになります。
演奏を客観的に聴く
2つ目は「演奏を客観的に聴く」ということです。
スマートフォンやレコーダーなど、録音できるもので、スタジオでの自分のバンド演奏を録ります。そして、後ほど聴き直し、自分の演奏がバンドと合わせた時に、「一体どこがリズムキープできていないか」を確認します。
これは、直接的に自分の演奏を見返すことができるため、非常に有効です。
私自身も、スタジオに入る際は、毎回のようにバンド演奏を録音して確認しています。自分では「上手くできた!」と思っても、いざ聞いてみると「ズレている…」ということもあり、新たな気づきになります。
ハイハットなど金物の近くに録音の機材を置くと、音が割れやすいため、録音場所だけ気を付けて、ぜひ自分の演奏を録って聞いてみましょう!
周りの演奏者を見る
3つ目は、「周りの演奏者を見る」ことです。
「自分のテンポ」だけで叩いていては、リズムキープできない、とお話ししました。それと、同じようにバンドで、自分の演奏ばかり気にして叩きすぎると、周りとテンポ感がズレてしまいます。
叩いている最中、ふと「自分の演奏ばかり気になっているな」と気づいた時は、可能な限り周りのギターやベースなどを見てみましょう。周りが、どんな表情で演奏しているか、それを感じるだけでも、「ちょっと走ってしまってるかな?」「テンポゆっくりすぎ?」と客観的な視点になれます。
また、周りからアイコンタクトで”テンポちょっと速い!”といったサインがあることもあります。
周りを気にしすぎて、演奏がおぼつかなくなるというのは、本末転倒ですが、ある程度周りを見るだけでも、心に余裕が生まれテンポが安定します。是非、スタジオなどから周りの演奏者の表情や姿を見てみましょう。
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まとめ
いかがでしたでしょうか。
この記事では、リズムキープのカギをご紹介してきました。まとめると、以下のようになります。
・リズムキープできない理由は「緊張や焦り、自信の無さ」と、「客観的に自分の演奏を見れていない」こと
・「精神面の安定」と「客観的な視点を持つこと」がリズムキープのカギ
・教則本や楽曲のコピーといった「様々なフレーズの練習」と、LIVEや実際のドラムを機会を増やす「場数を踏むこと」を繰り返すことで、自信となり、「精神面の安定」につながる
・「客観的な視点」は、「メトロノームを使った練習」、レコーダーなどを使い「演奏を客観的に聴く」、「周りの演奏者を見る」といった3つのコツで培っていける
今回ご紹介したリズムキープのカギを、少しずつでもドラム演奏に取り入れていくことで、ドラムがより安定していきます!
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最後まで、お読み下さりありがとうございました。