初心者でもかっこいいフィルインが叩ける?その考え方をご紹介!

「8ビートは、叩けるようになったけれど、フィルインって、何をどう叩いたらいいの?」「フィルインって、なんだか難しそう…。」

そう感じている方は、多いのではないでしょうか。

今回は、初心者の方も取り組みやすい基本的な4つのフィルインをご紹介します。また、後半では、その4つをもとに、よりフィルインの幅を広げる考え方をお伝えしていきます。

4つのフィルインとその考え方を、押さえるだけで、よりドラムの幅が広がり、演奏が楽しくなります!

この記事では、初心者の方も取り組みやすい基本的なフィルインとその考え方について、詳しく解説していきます。

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フィルインとは

そもそもフィルインとは、8ビートや16ビートを叩いている最中に、曲の雰囲気が変わるタイミングで叩くフレーズのことです。元々、「Fill in(フィルイン)」は「~を埋める」という意味であり、曲中に入れることで楽曲に変化を付けることができます。「フィル」や「おかず」と表現することもあります。

フィルインは、自由度が高い分、叩き方も無数にあります。難しいフレーズを叩ければ、それがより良いフィルインかと言われれば、決してそうではありません。手順が簡単であっても、その楽曲に合い、雰囲気を彩るフレーズを叩けば、充分立派なフィルインです。

今回は初心者の方にも、おすすめのフレーズを紹介していきます。また、フィルインを作る際の考え方もお伝えします。その考え方を押さえることで、より楽曲に合ったフィルインを自分で作り、叩くことができます。

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フィルインのパターン(楽譜)

初心者におすすめの4つのフィルインパターンを、楽譜を使いながらご紹介します。「楽譜が読めない…。」という方も、一つずつ解説していくので、ご安心ください。

また、楽譜については、下記の記事でより詳しく解説しています。

https://vibesreggae.com/gakufu.html

下記、基本的な4つのフィルインと実践動画になります。

 

 

 

楽譜の見方・読み方

それでは、4つのうち、①のフィルインをもとに、楽譜の読み方を解説していきます。

楽譜に描かれている縦線「|」と「|」の間を、「小節」といいます。その為、下記画像の①の楽譜は、2つの小節いわゆる「2小節」によって作られています。最初の小節を「1小節目」、次の小節を「2小節目」といいます。

1小節目の「♩=80」は、メトロノームのテンポを表しています。メトロノームとは、一定のテンポを刻む楽器練習用具です。

【メトロノーム】

今回ご紹介するフィルインパターンは、全てテンポ「♩=80」で設定しています。段々と叩くのに、慣れてきたところでテンポを「85…90…」と上げていくのがおすすめです。

慣れないフレーズは、まずゆっくりなテンポで確実に叩けるようになってから、テンポを上げていくことで、確実に叩けるようになります。手元にメトロノームがない、という方はスマートフォンで無料アプリがダウンロードできるため、準備しましょう。

次に、手順です。右手の最初の音は、「クラッシュシンバル」を指しています。その後に続く「×」は「ハイハット」になります。その他、右足の「バスドラム」、左手の「スネアドラム」は下記画像の箇所になります。

続いて、2小節目ですが、いよいよ「フィルイン」が入ってきます。①はスネアドラムを8つ叩くフィルインです。楽譜の上に記載の「RLRL…」は、「R=右手」「L=左手」を意味します。

その為、①の場合「右左右左…」と交互に8回、スネアドラムを叩くフィルインとなります。

それでは、次に①~④のフィルインを叩く際のコツについて解説していきます。

①~④のフィルインを叩く時のコツ

②~④のフレーズは、①のフレーズ「RLRL」の一部を叩かないフレーズになっています。

②「R(L)RL」は、1回目のL(左手)を叩かない

③「RLR(L)」は、2回目のL(左手)を叩かない

④「RL(R)L」は、2回目のR(右手)を叩かない

このように、①を基準にして、叩いていることがわかります。

最初なかなか慣れない、という方は、叩かない左手・右手の箇所を空振りすることをおすすめします。①のフレーズを基に、②~④の叩かない手は、空振りをして叩かないことで、感覚をつかむことができます。以下の動画で確認してみましょう!

【①~④のフィルインのコツ】

また、勘の鋭い方は、「(R)LRL」というフレーズもあるのでは?と思われたのではないでしょうか(笑)

あります!

【(R)LRLのフィルイン】

ただ、1回目のR(右手)を叩かない場合、少し難易度が上がるため、ご紹介しませんでした。ただ、①~④のフレーズもだいぶ慣れてきたという人は、ぜひチャレンジしてみてください!

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フィルインの考え方

フィルインは、様々なフレーズを合わせることで、無限に広がっていきます。

今回紹介した①〜④のフレーズも、自由に組み合わせ、タムやシンバル類を入れて叩くことで、よりフィルインの幅が広がっていきます。

以下、楽譜と動画でご紹介していきます。

【①と②】

▼スネアドラムだけのフレーズ

▼ハイタムとロータムを使ったバージョン

【①と③】

▼スネアドラムだけのフレーズ

▼ハイハットとハイタムとフロアタムを使ったバージョン

【①と④】

▼スネアドラムだけのフレーズ

▼ライドシンバルとハイハットオープンを使ったバージョン

※ハイハットオープンに関しては、以下の記事で詳しく解説しています。

https://vibesreggae.com/openclose.html

上記楽譜は、①を基準に、②~④を組み合わせたものと、スネア以外のシンバル類とタム類を組み合わせたフィルインです。その他、②~④をそれぞれを基準に、考えることもできますね。

このように、今回ご紹介した①~④のフィルインだけでも、自由に組み合わせることで、様々な違った印象のフレーズを作ることができます。是非、アレンジして自分なりのかっこいいフィルインを作ってみましょう!

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初心者でもかっこいいロックなフィルイン

最後に、簡単な手順ながら、かっこよく聞こえるロックなフィルインを2つご紹介します。

「ロックな」とお伝えしましたが、その他R&BやPOPな曲にも多様されるフレーズです。その為、手順を押さえておくことで、幅広く使うことができます。

【実践動画】

【実践動画】

上記2パターンは、一定のテンポでフィルインを叩くのではなく、ゆっくりなテンポの手順を入れたり、倍のテンポを叩いたりすることで、かっこよくなっています。

まずは、ゆっくりなテンポ「♩=80」からスタートしましょう。また、難しい場合は、フィルインの箇所だけ、自分のテンポで手順を確認し、慣れてきたところで、8ビートと一緒に練習しましょう。

また、速さが違う手順が入っているフレーズに慣れる練習を、下記記事でご紹介しています。「チェンジ・アップとチェンジ・ダウン」という基礎練習ですが、とても奥が深い練習です(笑)

https://vibesreggae.com/changeuptochangedown.html

このように、速さが違う手順を入れるだけでも、かっこいいフィルインを叩くことができます。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。この記事では、初心者の方も取り組みやすい基本的なフィルインとその考え方について、詳しく解説してきました。

まとめると以下のようになります。

・フィルインとは、曲の雰囲気が変わるタイミングで叩くフレーズ。「フィル」や「おかず」ともいう。

・4つの基本的なフィルインがある。

・4つのうち①を基準にして叩くことで、残りの②〜④も叩きやすくなる。

・①〜④を自由に組み合わせることで、フィルインの幅が広がる。

・速さが違う手順を入れることで、かっこいいフィルインを作ることができる。

今回ご紹介した4つの基本的なフィルインと、フィルインの考え方を押さえることで、確実に初心者の方でも、ドラム演奏の幅が広がっていきます!

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最後まで、お読み下さりありがとうございました。