「ドラムセットのシンバルって、どんな種類があって、どう使い分けする?」
そう思っている初心者の方は、多いのではないでしょうか。
ドラムセットのシンバルは、大きさが違うだけでなく、演奏方法も変わります。種類とその特徴をおさえることで、よりシンバルの使い方が上達し、演奏の幅が広がります。
この記事では、ドラムセットで使う代表的なシンバル類と、叩く部位について、解説していきます。
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ドラムセットのシンバルの種類とサイズ
ドラムセットにおける、シンバルの種類や数は、決まっています。
アーティストによって、そこから、追加で違うシンバルを足したり、引いたりして演奏しています。
今回は、一般的なドラムセットのシンバル類を紹介、解説していきます。また、その他追加で使用されることも多い、代表的なシンバルもご紹介します。
それでは、見ていきましょう。
ハイハット
ハイハットとは、シンバルとシンバルを上下で組み合わせた楽器で、その開け閉めを足元のペダルで行います。
足の踏み具合で、様々な音量が出せるため、リズムを刻むのに適しています。ドラムセットでは、スネアドラムの横にセットし、ハイハット、スネアドラム、バスドラムの3点で、8ビートなど、リズムを奏でる時に使います。
上下のシンバルを合わせることで、「チッチッチッ」と硬い音が鳴ったり、軽く触れるぐらいの間隔で開けて、叩くことで「ジャジャジャ」と大きな音量も出せたりします。
サイズは、14インチ(直径約35cm)が一般的です。その前後のサイズ展開もあり、アーティストによって使用サイズは様々です。
クラッシュシンバル
クラッシュシンバルは、曲中のアクセントや、曲の展開が変わるタイミングで、叩きます。「サイド・シンバル」とも呼ばれます。クラッシュシンバルは、ハイハットとは違い、叩くと大きな音量が出るため、アクセントとして一発ごと叩くことが多いですが、激しい曲や音量が必要な曲では、小刻みに叩いて、リズムを刻むときもあります。
ドラムセットでは、左側に、少し音の高い16インチ(直径約40cm)のもの、右側に、少し音の低い18インチ(直径約45cm)のものを設置していることが多いです。
ライドシンバル
ライドシンバルは、ドラムセットのシンバルの中で、一番サイズの大きいものです。ハイハット同様、リズムを刻むために叩くことが多いです。「トップ・シンバル」とも呼ばれます。アクセントとして、一発ごとに叩くことは、少ないです。
大きさは、20インチ(直径約50cm)で、小さめの18インチや22インチ以上のものもあります。
チャイナシンバル
チャイナシンバルは、他のシンバルとは違う形が特徴であり、「シャン!」と独特な音が鳴ります。効果的なアクセントとして、使用されるため「エフェクト・シンバル」という分類になります。
他のシンバルとは音が違う分、アクセントとして使います。ドラムセットでは、右のクラッシュシンバルの近くに設置して、演奏されることが多いです。
大きさは、16〜20インチのものが多く使われています。
スプラッシュシンバル
スプラッシュシンバルは、クラッシュシンバルよりもサイズが小さく、チャイナシンバル同様、アクセントとして使用し「エフェクト・シンバル」に分類されます。
他のシンバル類と違い、サイズも小さい為、ドラムセットの様々なところにスタンドを付け、演奏可能です。
大きさは、8〜12インチ(直径約20〜30cm)のものが多く使われています。
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シンバルの部位(エッジ、ボウ、カップ)
シンバルといっても、叩く場所によって硬さが違い、音も変わります。曲の雰囲気にあわせ、叩く場所を変えることで、より繊細な表現ができるのがシンバルの特長です。
シンバルは、端から「エッジ」「ボウ」「カップ」とあります。
それぞれの特長も踏まえ、説明していきます。
エッジ
エッジは、シンバルの端の部分です。一番スティックで叩くと一番シンバル本体が揺れ、大きな音で響きます。主に、アクセントを入れたい時や、激しくリズムを刻む時などに、エッジを叩きます。
シンバルの部位の中でも、一番叩く場所です。
ボウ
ボウは、シンバルの中央部分です。主にハイハットや、ライドシンバルにおいて、ボウを叩き演奏します。
エッジに比べると、硬さがあり、「チンチンチンチン」と粒立ちの良い音がなります。リズムを刻む時に、最適です。
ボウの中でも、位置によって若干音色が変わります。繊細な演奏をするドラマーは、ボウの位置を上手に使い分け、曲を表現しています。
カップ
カップは、部位の中で一番硬く「カンカンカン」と鐘のような音が出ます。
部位の中で一番硬い場所であり、叩いた時の響きは少なく、高い音がでます。
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まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は、ドラムセットで使う代表的なシンバル類と、叩く部位について、主に解説していきました。
まとめると、以下のようになります。
・ドラムセットは、「ハイハット」「クラッシュシンバル」「ライドシンバル」のシンバル類で、設置されていることが多い。
・ハイハットは、上下2つのシンバルをペダルで操作し、リズムを刻むのに適している。
・クラッシュシンバルは、エッジを主に叩き。アクセントとして使用されることが多い。
・ライドシンバルは、ボウ部分を叩き、リズムを刻むのに適している。
・チャイナシンバルやスプラッシュシンバルは、アクセントとして、使われる。
・シンバルの部位「エッジ」「ボウ」「カップ」に分かれている。
種類と部位の特徴をおさえることで、より曲に合った、シンバルの使い分けができるようになり、演奏の幅が広がっていきます。
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最後までお読みくださり、ありがとうございました。