ドラムのキックペダルの各名称とは?ペダルの調整方法を解説!

「キックペダルって、色々な部品がついているけれど、どんな役割なの?」「キックペダルの調整ってどうやってやるの?」

そんな疑問をドラムを始めたばかりの人は抱いてはいないでしょうか。キックペダルの種類は多くありますが、仕組みはどれもほぼ同じで、扱いは難しくありません。各パーツの名称と、調整の仕方をきちんと把握することで、自分にあったペダルにすることができます。

この記事では、ペダルの各名称を押さえつつ、バスドラムへの装着方法や、主な調整方法について解説していきます。

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キックペダルの各部分(パーツ)の名称

キックペダル(フットペダル)は、様々なパーツによって作られています。下記画像がそれぞれの名称になります。

 

🔳ビーター

バスドラムの打面に当たる部分です。「フェルト」の素材のものが多く使われており、その他にも「ウッド」や「樹脂」のものがあります。画像のビーターは、「フェルト」と「樹脂」でできたものです。

また、形も大きく3種類あります。

【円柱型】・・・全面が丸い形で、どの面が打面に当たっても同じ音が出せる。

【立方体型または多面型】・・・上記画像のようにフェルトと樹脂でできたものが多い。向きを変えることで、音色を変えることができる。

【交換型】・・・先端の打面に当たる部分を、違う素材のものに変えられるタイプ。

🔳カム

足でフットボードを踏んだ時の力を、バスドラムに伝える部品。

形は大きく2種類あります。

【真円カム】・・・円を描くように回るため、踏んだ時の力の勢いをそのままビーターに伝えられる。

【偏芯カム】・・・楕円上に回るため、ビーターが徐々に勢いを増して打面に当たり、より力強く音を鳴らすなどの効果がある。

また、上記画像のペダルのように、カムを取り換えることができるモデルもあります。力の伝え方を変えられるため、自分にあった踏み心地に合わせることができます。

🔳ストラップもしくはドライ

フットボードとビーターをつなぐ部品。

主に3種類あります。

【チェーンドライブ】・・・多く使われているタイプ。チェーンが1本の「シングルチェーン」と2本の「ダブルチェーン」がある。画像のペダルは「ダブルチェーン」であり、1本に比べて踏み心地は重く感じるが、当たる強さは増す。

【ベルトドライブ】・・・チェーンのような金具ではなく、繊維でできたベルトタイプ。チェーンよりもパワーは落ちるが、足への負担は少なくなる。

【ダイレクトドライブ】・・・フットボードとビーターを直接つなぐ金属タイプ。チェーンやベルトとは違い、ペダルの動きに無駄がなく、踏んだ力がそのまま伝わるタイプ。

🔳スプリング

バネの役割。踏み心地やビーターの跳ね返りの強さを調節する部品。

🔳フットボード

実際に足で踏む部分。

🔳フープクランプ

バスドラムのふちであるフープにかませる部分。

🔳ウィングボルト

フープクランプの開け閉めを調整するボルト。回すことで調整する。

🔳アンダープレート

踏んだ時のブレを防ぎ、ペダルを安定させる土台部分。

🔳スパー

アンダープレートを固定させるための金具。回すことで出し入れを調整する。

🔳ヒンジ

フットボードとかかとを置くヒール部分をつなげる部分。

実際のペダルの踏み方や、気をつけるべきポイントは以下の記事で詳しく説明しています。

https://vibesreggae.com/fumikata.html

このように、ペダルにもいくつか部品があり、用途を把握しておくことで自分にあった調整ができるようになります。

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ペダルの装着

ペダルを実際に使う場合、バスドラムのふちであるフープに「フープクランプ」をかませて装着します。

フープクランプは「ウィングボルト」で開け閉めして取り付けます。バスドラムの音を鳴らすためのペダルは、足で踏むため、その勢いで動きやすいです。そのため、フープクランプをきちんとかませることで、安定した演奏が可能になります。

ペダルによっても、形状が違うため扱うペダルの付け方を確認しましょう!

以下の動画で取り付けの流れを説明しています。

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ビーターの調整

ビーターの角度を決めるときは、スプリングの上のボルトを回すと調整できます。多くが、「チューニングキー」を使って、調整できるペダルがほとんどです。しかし、中には、六角レンチを使うものもあるため、使うペダルがどのように調整できるものか、確認してみましょう!

【チューニングキー】

【六角レンチ】

下記動画で、ビーターの角度の調整の仕方を解説しています。

また、ビーターの向きを変えることもできます。これは、ビーターが「多面型」や「交換型」のものが対象になります。バスドラムの打面に当たる素材や形が変われば、出る音色も変わります。

一般的には、ビーターの根元部分に、角度調整と同じネジが付いています。チューニングキーでそのネジを回すことで、向きを変えることができます。

下記動画では、向きを変える時の調整方法を解説しています。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。この記事では、キックペダルの各名称とバスドラマへの装着、主な調整方法について解説してきました。まとめると、以下の内容になります。

・キックペダルは様々な部品によって作られており、それぞれの役割を押さえておく。

・バスドラムへの装着は、ペダルのウィングボルトを緩め、フープクランプをバスドラムのフープにかませる。

・ビーターの角度や向きを調整する時は、チューニングキーや六角レンチを使い、ボルトを緩めて締める。

複雑に見えるキックペダルも、各名称と、調整の仕方をきちんと把握することで、自分にあった最適なものになります。是非、様々なキックペダルを踏んでみてください!

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最後までお読み下さり、ありがとうございました。