「4ビートって、そもそも何?」「どうやって叩くの?コツとかあるの?」
そんな疑問を抱いている初心者の方は、多いのではなないでしょうか。4ビートは、ただ手順通り叩くだけではなく、叩くときのコツと、聞く人を惹きつけるテクニックがあります。コツとテクニックを意識して練習することで、4ビートは格段に上達していきます!
この記事では、4ビートの叩き方から上達するためのコツを解説していきます。
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もくじ
4ビートとは
4ビートとは、リズムを刻む叩き方の1つです。4ビートの「4」とは、4拍子「♩」を指しています。
楽譜で表すと以下のようになります。
【4ビート】
それでは、4ビートの叩き方について、見ていきましょう!
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4ビートの叩き方
4ビートは、右手、左手、右足それぞれの動きで、成り立ちます。今回は、先ほどの楽譜の基本的なフレーズについて、解説していきます。
「楽譜が読めない…」という方も、問題ありません。下記の画像で説明していきます!
※別途、ドラムの楽譜の読み方については、以下の記事で詳しく解説しています。
https://vibesreggae.com/gakufu.html
テンポの「♩=80」とはメトロノームの速さを意味します。メトロノームとは、一定の音を鳴らす楽器練習用具です。
ドラムは、他の楽器がいるバンドなどで、リズムを一定に刻む役割があります。そのため、練習では、メトロノームの音を聞きながら、テンポを一定に叩けるよう練習しましょう。
メトロノームが手元にない、という方は、スマートフォンなどのアプリで、無料で入手できるため、ダウンロードしておきましょう!
【メトロノーム】
楽譜では、「1&2&3&4&」とカウントを振ってあります。
手順は以下になります。
①まず、メトロノームの音にあわせて、「1(アンド)2(アンド)3(アンド)4(アンド)…」と声に出してカウントします。
※メトロノームの音と音の間を「アンド」で補うことで、音が鳴っていない時のタイミングも、感じられるようになります。
②「1」と「3&」に右足でバスドラムを踏みます。
③ハイハットを「1234」に右手で入れます。
④スネアドラムを「2」と「4」のタイミングで、左手を入れていきます。
はじめ、手が足につられ上手く叩けない場合は、一度メトロノームを止め、自分のタイミングで、叩き方をゆっくりと確認してみましょう!
下記動画で、手順を確認してみましょう!
【4ビート 手順】
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4ビートのコツ・テクニック
ドラムは、ただ曲のテンポをキープして叩くだけでなく、「周りの楽器が演奏しやすいように叩く」という役割もあります。例えば、「あの人のドラムの上で、ギターを弾くと、曲にノリやすいんだよな」と感じてもらえたら、ドラマーとしては100点満点です!私は、少なからずそう考え、叩いています。
4ビートも、ただテンポに合わせて叩くだけでなく、周りの演奏者や聞く人を、思わず「ノラせる」叩き方があります。「ノラせる」とは、演奏を聞いて、思わず「踊りだしたくなってしまうような」叩き方です。
ハイハットの叩き方や左手のタイミングなど、コツをお伝えしていきます。それでは、見ていきましょう!
フル・ストローク
まず右手は、「フル・ストローク」でハイハットを叩きます。
フル・ストロークとは、スティックを上から振り下ろし、ハイハットに当て、また、元の位置に戻る叩き方です。
8ビートを叩く時に使う、「ダウン・ストローク」のように、叩いた後、打面近くにスティックを置くのではなく、もとあった場所に戻すことで、次の一打が打ちやすくなります。
8ビートの叩き方とコツは、以下の記事で詳しく解説しています。
https://vibesreggae.com/8beat.html
下記の動画で、確認してみましょう。
左手のタイミング
4ビートを叩くときに、「右手と左手が交差しているから、叩きづらいなぁ」と感じた人も、いたのではないでしょうか。ここにも、コツがあります。
右手が「1」と「3」のカウントで、フルストロークをし、スティックを元の位置に戻すタイミングで、左手も一緒に持ち上げます。そして、「2」と「4」で一緒に、左手も叩きます。
一緒のタイミングで、スティックを持ち上げ、振り下ろすことで、互いのスティックが当たることを防げます。
はじめは、ゆっくりなテンポで、タイミングを掴んでいきましょう。詳しくは、下記動画で確認してみましょう。
ハイハットに当てるスティックの位置
最後に、右手スティックのハイハットに当てる箇所です。先端のチップの手前、「ショルダー」といわれる場所です。
ショルダーをハイハットの円の端、シンバルとシンバルが重なっている箇所に、当てます。
端に当てる理由としては、「ジャッ」というしっかりした音を出せることと、上下のシンバルが互いに当たり、「ジャーーー」っという音が鳴る「ハイハットオープン」がしやすいためです。
もちろん、しっとりな曲やボサノバの曲調などでは、スティックのチップで、ハイハットの表面を「チッチッチッ」と叩く時もあります。ただ、ロック調の曲や音量が必要な場合は、スティックのショルダーをハイハットの端に当てて、演奏します。
詳しくは、下記動画で確認してみましょう。
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おすすめの練習方法
それでは、4ビートを上達させる練習方法を紹介いたします。
実際の楽曲の中で、ドラムはずっと8ビートを叩くだけでなく、この後紹介する「フィルイン」を入れたり、「バスドラムの位置」を変えたりして演奏されることがあります。
実際に曲に合わせて、ドラムを叩くことを意識し練習することで、実践でも通用する4ビートを身に着けることができます。今回は、代表的な例をご説明します。
それでは、見ていきましょう!
フィルインをいれる
「フィルイン」とは、曲の展開が変わるタイミングや区切りの良い小節の終わりに入れる、ドラムのフレーズのことです。小節とは、楽譜において「|」と「|」で区切られている間のことです。下記画像では、「|」で区切られた間が4つあるため、4小節であることがわかります。
今回は、代表的な「右左右左・・・」交互に8つスネアドラムを叩くフィルインを、4小節目に入れています。フィルインを入れることで、より実践的になるだけでなく、テンポキープの練習になります。
4ビートと違う、フレーズである「フィルイン」が入ると、メトロノームのテンポとずれてしまったり、思わず速く叩いてしまったり、ということがあります。実際の楽曲では、様々なフィルインを入れて叩かれていることが多いです。そのため、フィルインを入れて練習することで、意識してリズムキープする練習になります。
それでは、実践した下記動画で確認してみましょう。
【4ビート フィルイン入り】
バスドラムの位置を変える
つづいて、バスドラムを踏む位置を変えて、8ビートを叩く練習です。今回は3パターン紹介します。
右手、左手のフレーズは変わらなくとも、バスドラムの位置が変わるだけでも、雰囲気がガラッとかわります。また、バスドラムの位置を変えると、思わず体の重心がブレてしまい上手く叩けない、ということがあります。
両手両足どんなフレーズを叩いても、重心をブラさず叩けるようになるための練習として、バスドラムの位置を変えるのは、有効的です。
それでは、楽譜とともに実践動画を確認していきましょう。
【バスドラムの位置①】
【バスドラムの位置②】
【バスドラムの位置③】
バスドラムの位置が変わると、「手がつられてしまう」という方は、一度メトロームを止めて構いません。つられてしまう箇所をスローモーションで、何度も確認しながら練習してみましょう。
慣れてきたところ、再度メトロノームを使い、テンポに合わせて叩いてみましょう!
姿勢と重心をブラさない
ドラムは、座った状態で、両手両足を使い演奏します。そのため、変に背筋が曲がっていたり、変に左右に重心がブレていたりすると、体の一定の場所に負荷がかかり、腰を痛めたり、速いテンポのフレーズを叩けなかったりします。
そんなドラム演奏において、大切な「姿勢と重心」を意識するための、エクササイズをご紹介します。
①椅子に座り、スティックを練習パッドなどに構えます。その状態で、左右の脚を交互に足踏みするように動かしましょう。
※その時に、体が左右にぶれたり、前後に動かないようにおなかの下の位置を意識します。体の軸は左右前後に動かさず、脚だけ動かすイメージです。
②慣れてきたところで、両脚同時に脚を上げ足踏みしましょう。ドラムの演奏では、両脚を同時に動かす場面もあります。
③その後は、いよいよ足踏みしながら、自由に両手のスティックを振ってみましょう。その時にも、もちろん体の軸はブレないようにします。
一連の流れを、下記動画で確認してみましょう。
ドラム初心者の方におすすめの練習については、以下の記事で解説しています。
https://vibesreggae.com/changeuptochangedown.html
このように、「フィルイン」を入れて、「バスドラムの位置」を変えて、4ビートのパターンに慣れていきましょう!
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まとめ
いかがでしたでしょうか。
この記事では、4ビートの叩き方とコツ・テクニックについて、解説してきました。内容をまとめると以下のようになります。
・4ビートとは、4分音符で叩かれるドラムの叩き方。
・カウントしながら、最初は、バスドラム→ハイハット→スネアドラムの順に叩いていくと、叩きやすい。
・「1」と「3」のカウント時に、右手と一緒に、左手もスティックを上げ、次のカウントで左右同時に叩く。
・叩く時は、スティックのショルダーを、ハイハットの端に当てる。
・フィルインを入れることで、リズムキープの練習になる。
・バスドラムの位置を変え、姿勢と体の重心をブラさない練習をする。
・姿勢と体の重心をブラさないことは、ドラマーにとって、とても大切。
今回、ご紹介したコツとテクニック、さらには練習方法を、繰り返し取り組むことで、4ビートは格段に上達していきます!
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最後までお読みくださり、ありがとうございました。